HIT(ヒット)工法とは

破損などの不良個所がある下水道取付管の内面に、桝側から新たなFRPパイプを構築して補修する非開削更生工法で工法分類上「反転工法」に属します。

施工風景写真
施工風景

*FRPの使用材料は・・・

  • ポリエステル繊維(シームレスで円筒状に編み伸縮性に富む)
  • ビニルエステル樹脂(常温硬化型耐食ビスフェノール系樹脂)

*適用範囲は・・・

  • 管  径 : 呼び径 150mm・200mm
  • 最大延長 : 12 m
  • 最大曲管 : 90度
  • 最大侵入水: 水量2ℓ/min、圧力0.05MPa
  • 最大段差 : 22mm
  • 最大隙間 : 50mm

*特長は・・・

  1. シワが少ない
    取付管は、曲管が多く使われているので、従来の工法ではシワが出来やすかったため60度以上の曲管では施工できませんでした。ヒット工法のライナーは、円筒状で伸縮性の高い特殊な編み方をしているためシワができにくく更に特許である反転ゴムによるシワの除去に成功しました。
  2. コスト縮減
    常温硬化樹脂の採用により、硬化発生装置を使用することなく、ボイラー車や保冷車なども使用せず、コスト縮減を実現しました。
  3. 狭い現場でも施工可能・・・
    宅内に桝がある場合でも、反転装置、ストッパーが近くに寄れれば施工できます。
  4. 緊急対応が可能
    緊急時にも、材料を現場に合わせて製作するので、その日でも施工可能です。